2016年1月27日水曜日

2016年年明けの暖冬の背後 ~会員通信から
















20160127

 
やっと冬らしい様相となって

凍み雪や氷風が舞う日が訪れました。

 
しかし、今のこの時期はすでに初春と呼んで大きく間違わない、

春の蠢動が密かに始まる、

身体が開き始める準備の季節でもあるのです。

 
ところが今季は、暖冬と言われ確かに12月、1月の初旬まで

暖かな日々が続きました。

 
そのため驚くことに12月の初旬過ぎて、

例年の一か月も早く春の蠢動が始まりました。

 
そのことが冬至の12月22日を境に

頭の過緊張が抜けない2種体勢をもたらす要因となったのです。

 
2種体勢は、

気がかりが気がかりを生むのです。

まったく関係の無い些末の事がらが結び付けられて

漠たる不安と不吉感を呼び起こすのです。

 
冬至の始まりと同時にネットの世界では

ある画像が瞬く間に広がりました。

普通に全体をみれば、ごく可愛らしい子猫の画像なのですが

額にある王の字に似た縞模様のズームアップで

「何か邪悪な何かを感じる、、、」という

漠たる不吉感が暗示されました。

単なるロールシャッハ的な、見ようによって

何にでも見えるという類の事がらなのですが

本来意味をなさない関連性が結び付けられることで

不安感をもたらしました。

 
これは2種体勢が及ぼした体状況の反映である

現象と云えます。

 
このような2種的な根拠のない気がかりが

あちこちで生まれ世の中を席巻したのです。

 
身体は、この時ならぬ2種体勢を何とか解決せねばと

虎視眈々とその時期を図っていました。

 
本来この時期は、11月下旬から12月初旬までの

乾きの要求を喚起させる捻れ体勢がひと段落して

すっかりぼぼけた頭を、冴え冴えとさせ

内省と再生を図るための新たな「意志」を生むための

春に向けた大事な時期であるのです、、。

 
この2種体勢の波高いうねりを収束するには

どのような方法があるのか、、

そう考えあぐねていた矢先、例の世間の

注視を集めたあの「スマップの騒動」が

持ち上がりました。

 

 
「スマップ解散」というスクープは

一様に世間に驚きをもたらしても

ファンでない大方の人々にとっては

そんなに危急の大問題ではなかったはずなのに

なぜ、ここまで社会の関心を大きく動かしたのでしょうか、、、

 
この「スマップ騒動」の背景にある

芸能界、マスコミに権勢を誇る事務所サイドと

そこからの反逆的な意志の対立と云う

実に分かりやすい典型的な「物語」が

レジスタンス的な、権力にあらがう側と

既得権益と支配力を保持せんとする側の

抗争である、この「対立軸」に

人々の2種的要素が7種的な捻れ軸として

見事に収束されたのです。

 

 
社会的な熱中を呼び起こすうねりのごとき

集団心理と云うものには

このように体状況が色濃く反映するのです。

体状況ゆえに引き起こされる社会現象と云うのが

実は世の常なのです。

 
2種体勢を引き取るものが7種体勢と云うのは

極めて理に適った経過であり、

私は改めて身体の面白さをこの間、実体験したのでした。

 

 
1月の終わり、また寒さは弛み暖かな様相となっています。

スマップ騒動も幕引きされ、今は7種体勢がひと段落、、

気の動きは腰に下ろされ収束されつつあります。

 

 
この「スマップ騒動」の顛末の詳細について

会員ブログの「動的人間観察」に

近ぢかアップいたします。

併せてご覧いただけましたら大変嬉しく思います。

 

 

では、また次回に。

                 2016.1月末